運営母体ごとに異なる病院内の人間関係とは

人間関係の悪化を解消したいと転職を試みようとする医師もいるはずですが、病院の形態によってどのような人間関係が構築されるのかを改めて考えてみると面白いかもしれません。
もし転職の理由が"人間関係"にあるのであれば、ここは押さえておきたいところでしょう。

公立病院は、公務員らしく年功序列となるケースが多く、転職すればそれに従わなければならない雰囲気を感じざるを得ません。
しっかりとした縦社会が形成されていると言えるでしょう。

しかし、もっとひどい人間関係に巻き込まれる可能性の高い病院があります。
大学病院です。

多くの医師はこれを経験しているでしょうから今更説明する必要もないかもしれませんが、大学病院と比べれば公立病院はまだマシなのかもしれません。
もちろん、どの病院に勤めるのかにもより、自治体の運営する病院の中には働きやすい施設も多々あるので、必ずしも「公立は人間関係が厳しい」と解釈しないようにしてください。



民間病院はさまざまです。
ただ、医局派遣を受けている病院に関しては、大学病院とのしがらみもあり、もしかしたら殺伐とした人間関係となっている医療施設もあるかもしれません。
これも、医局派遣によるしがらみがあるから人間関係が悪化しやすいとは必ずしも言えませんが、転職先を選ぶときの一つの注意ポイントとなることは間違い無いでしょう。

  求人や評判だけではわからない人間関係

人間関係を重視して転職先を選択したいと考える医師にとって厄介なのが、人間関係に関しては医師求人からは見えてこない点です。
医師求人を見ても、「人間関係は悪い病院ですが」などと書かれているわけがなく、逆に、「職員同士、良好な人間関係を築いています」とも通常は記載されていません。
もし書かれていたとしても、その真偽は、やはり医師求人からは判断できないでしょう。
また、患者から評判の良い病院だから、そこで働く人たちの人間関係も良好であるとは限らないため、求人も含め、誰もが得られる情報にはさほど価値はないと言えるのではないでしょうか。

では、どうやって病院内の人間関係を把握すればいいのでしょう。
主に下記の3つの方法が考えられます。

① その病院に勤めた経験のある人物に話を聞くこと。
② 実際に見学等に出向き観察すること。
③ 転職エージェントを利用し院内情報を聞き出すこと。

どの方法をとってもいいのですが、いずれにしても、全く人間関係を注視せずに次に勤める医療施設を決定してしまうのは危険です。
誰とでも仲良くやっていける自信がある人以外は、程度はあれど、医師同士の関係性や医師と看護婦、その他職員との関係性、大学病院との関係性などをリサーチした上で応募先を決めるべきでしょう。